みなさん、皇室の方々は一般的に全てにおいて質素であり、華美なものは控えている、と考えられていますよね。
宝石はイミテーションのものがほとんどだと報道されていますので、ブランド品などとは程遠い関係にあるのでは?と考えがちですが、そこはやはりバランスよくブランド品もお使いになられているようですよ!
ではどのようなブランド品を好んで身につけていらしゃるのか調べてみましたので、ご覧ください。
海外ブランドを好む雅子さまと久子さま
雅子さまは父・小和田恆氏の仕事の関係で、幼い頃から海外を転々とされています。
さらに大学卒業後も外交官として海外でも活躍したキャリアウーマンです。
そのため、ご婚約の頃から、雅子さまのファッションには注目が集まっていましたよね。
グッチ、セリーヌ、ヨビス、ヘルノといった海外高級ブランドのコートやバッグを颯爽と着こなされる姿に国民は釘付けとなりました。
購入はこちらから皇室に嫁がれてからは皇太子妃という立場から日本のブランドをお選びになることも多いようですが、美智子さまや紀子さまに比べると雅子様は海外ブランドを使われる機会が多いようなのです。
雅子さまと同じように海外ブランドを比較的多く取り入れていらっしゃるのが、東京五輪招致成功の決定打となったスピーチをされた高円宮妃久子さまとそのお子さまがです。
高円宮妃久子さま
高円宮家の一女、承子(つぐこ)さま
高円宮家の三女、絢子さま
婚約が内定した高円宮家の三女、絢子さま(27)が2日、お相手の日本郵船勤務の会社員、守谷慧さん(32)と行われた記者会見
お母様の久子さまご自身、海外を公式訪問されるときなどにはシャネルなどの高級ブランドのバッグを使われることが多いようです。
また久子さまに倣われるように、長女・承子さまはクリスチャン・ディオール、三女・絢子さまはルイ・ヴィトンのバッグを愛用されています。
ディオールバッグ
購入はこちらからルイ・ヴィトンのバッグ
お母様の久子さまは中学校まで聖心女子学院で学ばれた後、三井物産の重役だった父・鳥取滋治郎さんの仕事の関係で、15年間も海外で暮らしていたようです。
大学も英国のケンブリッジ大学に進まれ、卒業後は語学力を生かして、英語の翻訳や通訳などの仕事に携わり、雅子さまと同じように世界中を飛び回っていたようですね。
こうしてみると、皇室の方とご結婚する方々は元キャリアウーマンの方が本当に多いですよね!
海外の王室と縁が深いブランド品
モナコ王妃のグレース・ケリー
おふたりが愛用するブランドは、王室と縁が深いものばかりです。
エルメスには、モナコのケリー妃から名づけられた『ケリー・バッグ』があります。
1950年代後半、モナコ王妃のグレース・ケリーはパパラッチからカメラを向けられた際、妊娠中であることを隠すため持っていたバッグで妊娠中のお腹をとっさに隠したそうです。
その時ケリー王妃が持っていたバッグが「サック・ア・クロア」で、その写真が雑誌に掲載されて「サック・ア・クロア」が世界的に有名になったようです。
これを機にエルメスはモナコ公国の許可を得て「サック・ア・クロア」をグレース・ケリーにちなみ「ケリーバッグ」に改称したというのです。
クリスチャン・ディオールにも英国のダイアナ妃が愛用した『レディ・ディオール』があります。
購入はこちらからこのバッグは、後に『ダイアナ・バッグ』と呼ばれるほどの人気となりましたよね。
雅子さまも久子さまも若い頃から海外生活が長く、欧州の王室を間近に感じていらっしゃったのでしょうね。
ご自身のロイヤルファッションを確立するに当たって、欧州王室のファッションを模範とされたのではないでしょうか?
雅子さまや久子さまが海外ブランド品を使われることに服飾評論家の市田ひろみさんは、こう話しています。
「久子さまは、今回のスピーチのように海外に行かれる機会も多いでしょう。また雅子さまも皇室外交をされることを望まれていました。皇室外交をする上で、訪問国のブランド品を使われることは、相手への友好感情、友好関係を表しているように思います。
その国の人々からすれば、皇族が“自分の国のブランドを着てくれている”と喜ぶでしょう。加えて世界中の誰もが知っているブランドですと、品位も保つことができますので、私は皇族がたが海外ブランド品を使われることに賛成です」
確かに美智子さまも皇太子妃時代には、シャネルやグッチを持たれたこともあるようです。
1959年、陛下と結婚された際にお召しになられたローブ・デコルテはクリスチャン・ディオール製でした。
「当時、ディオールはブランドが立ち上がって10年ほどの新鋭ブランドでしたが、日本でもコレクションが発表されるなど、ファッション界では話題の中心でした。ディオールのローブ・デコルテをお召しになられた美智子さまのお姿は、まだ着物姿の女性が多かった日本に大きな衝撃を与えました。また、そのローブ・デコルテでパレードされた姿は、世界中に配信され、戦後の日本が歩んできた平和への道を示す象徴となったんです」(当時を知る皇室記者)
海外ブランドを使うことによって、復興を遂げた日本からの大きなメッセージを世界中に伝えることとなったのですね。
まとめ
皇族の方が海外ブランドを身につける理由には、このような友好的な外交も含まれていたのですね。
ブランド品はやはり歴史があり品位もありますので、皇室の方々には本当にお似合いということになりますね。