入園の季節ですがお子様にとって、保育園と幼稚園いったいどちらがいいのか悩む親御さんは多いかもしれませんね。
それぞれ、どのようなメリットがあるのでしょうか?
お子様だけでなく、できることなら親御さんにもメリットのある選択ができるといいですよね。
幼稚園と保育園は意外と多くの違う面がありますので、色々検討してみてはいかがでしょうか?
目次
保育園のメリット
まず保育園は厚生労働省の管轄下になります。
法令として、保育園は児童福祉施設です。
保育園は「日々保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育すること」(児童福祉法第39条)とあり、年齢に合わせた保育を行い、生活習慣や遊びを通して人間関係を学んでいきます。
保育園は、親御さんが仕事をしていることが前提ですので、自治体の基準に満たした働き方をしていることが条件になって来ます。
審査を通っていざ保育園入園、となって思っていた場所と違った!とならない為にも色々なことを知っておきましょう。
生活リズムが整う
保育園は給食の後、必ずお昼寝の時間があります。
幼稚園にはお昼寝の時間はありません。
乳幼児は、眠たくなると不機嫌になることがよくあります。
意外とこの不機嫌な理由が、疲れ(睡眠不足)によるものが大きいのです。
健康的な子供は、朝早くから動き回り、昼食を食べ終わる頃には自然に眠たくなって来ます。
この自然な身体のリズムを保つ為にはお昼寝が必要になるのです。
お昼寝をして、いったん全てをリセットしてから、午後の時間をご機嫌に過ごすことができます。
なので夜になっても比較的眠くなってしまって不機嫌になるということはあまりありません。
乳幼児は体力がまだそんなにありませんので、夜まで生活するにはお昼寝があったほうが無理なく過ごせると思います。
この生活を毎日繰り返すことで、自然と生活リズムが整ってくるのです。
思いっきり身体を動かす
幼稚園との違いで、まず一日の身体を動かす時間が違います。
保育園が圧倒的に多くなっています。
教室を見るとわかりますが、ほとんどの保育園が机を置いていません。
子供が教室でもある程度身体を動かして遊べるようなスペースを作っています。
天気のいい日は、朝から園庭や公園に行って、元気よく身体を動かします。
遠足も、なるべく子供自身の足で歩けるような、近場の公園などが多いのが特徴です。
小さい時から歩くのが日課になっているので、足腰が丈夫な子供が多いです。
手先を使う昔の遊びを教えてもらえる
コマ回しや、折り紙、 ねんど、お手玉など手先を使う昔の遊びを多く教えてくれます。
また保育時間も長いので、習得するたっぷりの時間があるので、保育園にいる間に成功体験が多くできるようになるのも特徴です。
自分の好きな遊びに集中できる為、朝登園してから皆が揃うまでの時間や、夕方自分の親が迎えにくるまでの時間は、自分の好きな遊びについやすことができます。
そういった時間の中で自分の得意なものを見つけたり、先生から思わぬところで特技を見つけてもらえる場合もあります。
実際に働いている親より、先生方の方が長い時間子供と接していますので、色々なことをみてくれているのも事実です。
子供にとっても学校というよりは、「第二の家」のような感覚だと思いますので、家とは違った一面もたくさん見ることができると思います。
保育園も幼稚園も子供が成長していくための、挑戦もできて、落ち着いた場所となることでしょう。
揃えなければいけないものはほとんどない
制服やバック、帽子など身に付けるものはほとんど指定ではないので、自分の好きなもので構いません。
保育園で使うような、クレヨン、ハーモニカ、ねんど、ノート、ピアニカ、のり、ハサミなども保育園が揃えてくれていますので、各自購入しなくても大丈夫です。
タオルやお昼寝用の布団などは、保育園によって購入しなければいけない場合もありますが、高価なものでは決してありません。
これは保護者にとっては非常にありがたいことですね。
給食やおやつが手作り
ほとんどの保育園には給食を作る場所があり、温かく美味しい昼食がいただけます。
また、おやつも全て手作りで栄養を考えて作られていますので安心して食べることができます。
幼稚園のメリット
幼稚園は文部科学省の管轄下になります。
幼稚園は学校教育法となります。
「幼児を保育し、適当な環境を与えてその心身の発達を助長すること」(学校教育法第77条)となっており、園によっても自由保育に力をいれているところや、教育に力をいれているところなどそれぞれの特徴があります。
幼稚園によって雰囲気が違いますので、子供の性格などもみて決めるのもいいでしょう。
幼稚園は、親が働いていなくても通うことができます。
今まで子供と一緒に過ごしていた分、やっと解放されて自分の時間が持てますので、これは大変ありがたいですね!
さらにお金を払えば、夕方の遅い時間まで子供を見てもらうこともできます。
小学校に入る前の準備が整う
小学校は幼稚園と同じ文部科学省の管轄下になります。
ですので必然的に小学校へ行く準備として必要な、勉強や生活習慣を教えてくれるカリキュラムとなっています。
読み書きの勉強をしたり、その幼稚園の決まった教材を勉強します。
音楽の分野では鼓笛などに力を入れている幼稚園もあります。
教室で机を置いている幼稚園が多い理由の一つに、小学校に上がる前にきちんと椅子に座る習慣を身につける為、ということがあります。
皆と同じ制服を着て、同じカバンを持ち、教材やお道具も買い揃えることがほとんどです。
このような習慣があると、小学校とあまり大差無いため、子供もすんなり小学校生活を送ることができるようです。
放課後の授業がバラエティに飛んでいる
幼稚園が終わっても、そのあとにサッカー教室や体操教室、英会話教室、ピアノなど、子供にあった習い事を幼稚園で習わせることができるのも特徴です。
もちろん、費用はかかりますが、移動時間が無い為、子供や親にとって、とてもありがたいシムテムですよね。
スポーツ、音楽、勉強と専門的にもっと勉強したいものがあるときは、種類も豊富で選び放題なのも魅力の一つです。
幼稚園は保育時間が保育園よりも短いため、(午後14時ころには終わります)このような習い事があると保育時間も延びて、親子共々、お互い好きなことに使える時間が増えていいですよね。
子供との時間が十分ある
幼稚園は保育時間が短い為、子供が帰ってからも一緒にいる時間が長くなります。
小学生までのこの時期にしかできない、子供と一緒に過ごせる時間を思いきり有意義に過ごすのもいいですね。
幼稚園が終わってから、公園に出かけたり、夕飯の買い物に一緒に行ったり、日常を一緒に過ごすことができる貴重な時間です。
手を繋いで歩いたりできるのも、この時期が最後になるかもしれません。
子供との時間を、思う存分に楽しんで見るのもいいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
保育園や幼稚園でも、地域によって色々な違いはあると思います。
どちらを選んでも、小学生になった時に違いは無いと思いますがどうせなら楽しい思い出をたくさん作りたいですよね。
それぞれのメリットを十分に味わいながら、親も楽しく過ごしたいものですね。