もうすぐ新学期ですね。
親にとっても子供のクラス替えはドキドキするものですよね。
仲の良い友達と一緒になれるだろうか?
苦手なあの子と別々になるといいな、などなど。
実はクラス換えはある程度やり方が決まっているようなのです。
全てのクラスの実力を平均的にする
全ての項目をあるクラスにかたよらないように平均的にします。
どのような事柄があるのかと言いますと、
学力(トップクラスの子供は必ず別々にする)
運動能力(体育祭で差がつかないようにする)
部活動(運動系、文化系で偏りがないようにする)
リーダーシップのある子供ばかりにならないよう、性格も判断材料になります。
仲の良い子供達ばかり集まらないように交友関係のチェックもあります。
あまりに仲が良すぎると、授業中もふざけてしまうようになるからです。
逆に相性が悪い子供同士も、振り分けられます。
クラスの雰囲気が悪くなりますし、イジメなどに発展する可能性もあるからです。
対応が難しい生徒も、必ず振り分けます。先生の負担を減らすためです。
音楽界のために必ずピアノを弾ける子供を各クラスに一人は入れるようにします。
親戚や兄弟は別々にします。
そして、両思いになり噂になってしまった生徒も残念ながら振り分けられるようです。
風紀が乱れるからでしょうか。
そしてなんと、うるさい親の子供も同じクラスにならないよう振り分けられるそうです。
親同士の結束が強くなり、学校の風当たりが強くなったりするのを避けるためだそうです。
逆に仲の悪い親同士も、一緒にはしないようです。
最初から情報として入ってきていることは、念入りに対処してなるべく本業に集中できるようにするためですね。
担任の先生の意見を聞いて、管理職が最終決定
生徒を均等に振り分けるには、生徒のことをよく理解している旧担任の意見がとても重要です。
その案をもとに、管理職の先生(教頭先生など)がクラス分けを最終決定します。
どんなクラスになるかは誰もわからない
こんなにも色々なことを気にかけて決めたクラスでも、どんなクラスになるのかは誰にもわかりません。
クラスは1年間かけて、さまざまな工夫や取り組みを通じて、担任とクラスメートの間でつくり上げられていくものなのです。
新しいクラスは、子どもにとっても保護者にとっても初めは不安が大きいですが、1年後には「きっと素晴らしいクラスにするぞ」という前向きな考え方でいる生徒が多いほど、素晴らしいクラスになるでしょう。
残念ながら、クラス替えをきっかけにいじめが起こるケースもあります。
そのため、すべてを学校任せにしておいて良いわけではなく、授業参観や面談、学校行事を通して、クラスの雰囲気や友達関係を保護者の立場としても把握しておくことも大事なことだと思います。
なぜなら人間が一番不可解で想像しにくいものだからです。
人は人によって、色々な面を見せることがあります。
よく担任が変わったら、クラスが荒れてしまったなどと嘆く親御さんもいらっしゃいますが、先生が悪いのではなく、色々な化学反応が起きての結果です。
クラスが荒れないようにある程度厳しく指導すれば、荒れることはないかもしれませんが、生徒にとってはストレスとなっていることは間違い無いのです。
やはり良いクラスとは、担任と生徒が協力しあって作り上げていくものだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
先生方も色々と考えて作ってくださっているのですね。
親も子もドキドキですが、ドキドキするのは先生方も同じかもしれませんね。