3月に入り、本格的な花粉シーズンがやってきましたね。
日本に植えられているスギ林の分布は、青森から屋久島まで。
戦後に植えられたスギ林が、高度経済成長期(1960年代)に建材として利用され、そのまま需要がなくなって放置されたところから、花粉が飛散しています。
しかし、日本にもスギがない地域が存在するのです!
日本にもスギがない地域がある!
重度の花粉症患者が花粉症の時期のみ療養や保養目的で訪れる地域の事を「避花粉地」と
呼ばれています。その避花粉地として上げられるのが
- 北海道
- 沖縄
- 諸島(東京:小笠原諸島、長崎:的山大島、鹿児島:奄美大島など…)
などの地域です。
p>これはスギの人工林の比率によるものですが、北海道と沖縄をみるとほぼ0%、人工で植えたスギが殆どないのです。
そして北海道に限っては道南のみ自生出来るのですが、それ以外だと自生出来ないエリアなので神社等で人工的に植えているエリア以外はスギ自体が存在しないのです。
北海道や沖縄の花粉症発症率は数%、特に北海道では2.2%と100人中2人と殆どの方がスギ花粉症ではないという結果になっています。
スギや花粉症のない海外は?
では避花粉地ならぬ避花粉国というのはないのでしょうか?
実は以外と近場の国が避花粉国となっています。
それは「台湾」です!
台湾はスギが殆どありません。なのでスギ花粉症の心配はないのです。
台湾で「花粉症」という言葉が自体が存在しないようです。
韓国や中国も花粉はありません。しかしながらこの時期は黄砂があります。
そのほかでは、
ハワイ、グアム
東南アジア(タイ、ベトナム、マレーシアなど)
が挙げられます。
そのほかの海外の国はどうかと言いますと、スギやヒノキの花粉症はほとんどありません。
ですが海外にはスギ以外の花粉症があります。
例えば、イネ、オリーブ、カエデ、アブラヤシ、ニレ、カバノキ、オーク、ヘーゼル、ブナetc…。
その原因となる植物の数は、実に20種類以上。
p>アメリカ(ブタクサ)やヨーロッパ(イネ科)をはじめ、寒い地域などに関係なく花粉症は存在します。
スギだけに関して言えば、スギは日本固有の植物ですので、海外に避難すれば間違いなく症状を緩和することができます。
日本の2~3月に起こる劇症的なスギ花粉症は、世界的にみても症状が重い方です。
なので日本に来てから花粉症を発症している海外の方も実はたくさんいるのです。
まとめ
いかがでしたか?
もちろん最新治療も日々進歩していますので、わざわざ花粉のない土地へ行かなくても良いと思いますが、花粉症であることが逆に何かのキッカケにもなるかもしれません。
ちなみにあのディーンフジオカさんが、花粉症がひどく逃れるために海外留学したという話は本当らしいのです。
色々な選択肢があることを知っておくのは、何事においても良いことですね。