肌は傷がついたら放っておけば自然に傷は治っていきます。
でも、髪は放っておいても傷が治ることはありません。
一度でも傷がついたらカットして切り落とすまで、ずっとその傷は残り続けます。
あなたの毛先には、いままで経験したカラーやパーマ、ヘアアイロン、紫外線、摩擦などのダメージが全て蓄積しているのです。
残念ながら、どんなトリートメントを用いても髪を元に戻すことはできません。
キレイな髪になりたければ、余計なダメージを負わせないように予防に力を入れるべきなのです。
セルフで美髪を手に入れる方法
美髪を手に入れるためには毎日のホームケアがとても大切です。
シャンプー、トリートメント、ドライヤーの使い方など、基本的なことをきちんと守ればみるみる美しい髪へと変化していくことでしょう。
シャンプー
まずはシャンプーするたびに髪は傷んでいくという事実をご存知でしたか?
なぜなら、シャンプーは洗剤(油脂を取り去るもの)だからです。
美髪に適度な油脂は必要不可欠です。
ツヤや指通りの良さに大きく影響します。
ですから、「適度な洗浄力のシャンプーで傷みを最小限に抑えること」を徹底しましょう。
余分な汚れはしっかり落としつつ、毛髪内部の油分はしっかり残せるシャンプーをお勧めします。
①ブラッシング
ブラッシングする事によりシャンプーの泡立ちを良くし髪の毛の汚れを落としやすくする効果があります。
絡まりやすい方もブラッシングする事により、シャンプーがしやすくなります。
また、シャンプーの泡立ちが良くなるので、頭皮にしっかり泡が行き届いて汚れが落ちやすくなります。
②予洗い
シャンプーをする前に髪の毛をしっかりすすぎます。これを予洗いと言うのですが、実はシャンプーよりこれが一番大切なのです。
この時に、ただ濡らすだけではなく、指を軽く動かしながら洗います。
この予洗いで汚れは8割くらい取り除くことができます。
しっかりと汚れが落ちていないと、シャンプーの泡立ちにも影響がありますのでだいたい2分〜3分くらいを目安に予洗いをしましょう。
③シャンプー
上手く泡立たないと言う方もいると思いますが、シャンプーをする前に予洗いをしっかり出来ていれば大丈夫です。
その泡を髪の毛メインという感じではなく、頭皮にしっかり付けてください。もし足りなければお湯かシャンプー剤を少し足して下さい。
ここで大事なのは、シャンプーは髪を洗うのではなく頭皮を洗うと言うことです。
④マッサージ
洗い終わった後に頭皮のマッサージをします。
頭皮を柔らかく動かす感じで頭皮をマッサージします。マッサージを取り入れることで頭皮の血行が活性化し抜け毛予防にも効果的です。
毛穴の汚れもマッサージによってしっかり取り除くことができます。
また、頭皮を上にマッサージする事でお肌のリフトアップにもなるのです。
⑤すすぎ
頭皮トラブルの原因として多いのがシャンプーの流し残しです。
シャンプーの成分が地肌に残るとかぶれや毛穴つまりを招き、トラブルを引き起こしてしまいます。
せっかくマッサージなどで丁寧に洗髪しても、流しをしっかりしなければ意味がなくなってしまいますので、流しは思った以上に念入りに行いましょう。
トリートメント
トリートメントのつけ方が大切です。
正直な話、トリートメントは髪質に合わないものを選んだからといって傷むことはありません。
・シャンプー後、できるだけしっかり水気をとる。
・トリートメントを適量手にとったら、毛先から根本に向かってなじませていく。
・目の荒いクシでとかして、全体に均一になじませる。
ヘアオイル(洗い流さないトリートメント)
ヘアオイルの正しい付け方も知っておきましょう。
・お風呂上がり、できるだけしっかりタオルで水気をとる。
・ヘアオイルを適量手にとったら、毛先から中間、根本と順番になじませていく。
・目の荒いクシでとかして、全体に均一になじませる。
・ドライヤーでしっかり乾かしたら、仕上げに1〜2滴を髪全体になじませる。
ヘアオイルは最終的なツヤや指通りに大きく影響します。
ドライヤー
ドライヤーで髪が傷むのは毛先の乾かしすぎが原因です。
根本よりも毛先の方が毛量が少なく、乾きやすいのです。
そのため、毛先から乾かしてしまうと、根本を乾かすときに毛先の水分が抜けすぎてパサパサになってしまいます。
髪は必ず根本から乾かすようにしましょう。
また、乾かす前にヘアオイルで毛先の保護も忘れずに。
そして最後は冷風で余熱を取ってあげましょう。
そうすることで、髪表面のキューティクルが整ってツヤツヤのキレイな髪になります。
感覚的に95%くらい乾いたらそこで乾かすのはお終いにしましょう。
なぜなら、そこから先は自然に水分が飛んでいくからです。
まとめ
いかがでしたか?
こんなにも丁寧に自分の髪の毛を扱えば、綺麗な髪の毛になること間違いありませんよね。
髪は人に与える印象を左右する重要なパーツです。
正しく丁寧に、大事にしていきましょう。