紫外線がお肌に悪いことは広く知られていますが、夏場の紫外線より3月から5月にかけての紫外線の方が強いことはご存知でしょうか?
花粉が飛ぶ時期は同時に、紫外線ケアも必要になってくるのです!
春は暑くないのに紫外線が強い理由は?
気温が暑いと紫外線は強くなる、と考えがちですが気温と紫外線は実は全く無関係なのです。
地表に降り注ぐ紫外線の量を左右するのは、太陽光線が地面にあたる角度と雲の多さに関係があるのです。
例えば極寒の北極、南極はとても紫外線が強いです。夏に紫外線がピークになると思っている人は、これを思い出してくださいね。
紫外線ケアで美肌を保つ
では、紫外線をケアすることで肌にどんな良い影響を与えることができるのでしょうか?
紫外線を過度に浴びると、肌の奥で弾力を支えているコラーゲンが破壊されてしまいます。
こうなると、シワのリスクが一気に高まります。肌全体のハリが失われ、シワやたるみができやすくなるのです。
もちろん、紫外線によってシミやソバカスも増えていきます。
紫外線を浴びると肌を守るためにメラノサイトがメラニン色素を作りだしてしまうからです。
そして紫外線の影響が最も出てしまうのが、保湿機能の低下です。
紫外線はまず皮脂膜などの働きを低下させます。そこから肌の一番外側にある角質層を攻撃して、保湿成分であるセラミドから水分を奪っていきます。
保湿機能の衰えが気にる年代は、スキンケアで保湿に力を入れても紫外線で台無になりかねないので注意が必要ですね。
最低限の注意を払ったら、気持ちよく太陽と過ごそう!
紫外線が肌の衰えを加速させることは十分にわかりましたが、紫外線を気にするあまり、常にサングラス、日傘、手袋、日焼け止めに身を包まなくてはいけない、となるとそれはそれでストレスですし、楽しめないですよね。
実は紫外線を浴びることで、体内ではビタミンDが生成され、食物からのカルシウム吸収を促し、血液中のカルシウム濃度を一定の濃度に保ってくれる役割もあるのです。
骨格を健康に維持し、骨粗鬆症を防ぐためにはビタミンDが必要なのです。
特に日差しが強い時期を避けて、気持ちがいい季節に日光浴をすることは、心身の健康に不可欠なのですね。
まとめ
美肌と健康を両方とも手に入れるためには、どちらか一方に偏らず、上手に楽しみながら紫外線と付き合っていくことが大切です。
紫外線ケアをしたら、その季節でしか味わうことのできない心地よい風や空気、太陽の暖かさ、自然の音などを思う存分に楽しみながら、暮らしていきたいですね。