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国際ロマンス詐欺とは?被害者の半数は既婚者!加害者の職業は高収入

最近よくニュースで取り上げられている国際ロマンス詐欺。

時代の流れが早いため、次から次へと新しい犯罪も上がっています。

今回は、国際ロマンス詐欺について調べて見ました。

国際ロマンス詐欺とは

 

             

ここ数年、国際的な社会問題になっている「国際ロマンス詐欺」は、インターネット上の交流サイトから始まることがほとんどだと言われています。

インターネット上のありとあらゆる場所に詐欺アカウントが存在しています。



p>出会い系サイトやFacebookなどのSNSはもちろんのこと、言語学習マッチングアプリにも多くの詐欺アカウントがあるのです。

LINEやSkypeで突然メッセージが入ってくるケースもあります。

このようなインターネット上交流サイトで知り合いになってから、巧みな言葉で相手を騙して、恋人や結婚相手になったかのように振る舞い、金銭を送金させる振込詐欺の一種です。

国際ロマンス詐欺、国際恋愛詐欺、とも呼ばれています。

送金した場合、現状では事後に金銭を取り戻せる対策はほとんどない状態です。

単独犯に限らず、詐欺団を結成している場合も多く、被害者を信じ込ませて、送金させるために共謀し、友人や弁護士、空港係官などの役を演じて騙すのです。

知り合ってから一年以上をかけて信用させて騙す場合もあるようです

被害者の半数は既婚者女性

 

          

被害者は40代から60代の女性が多いとのことですが、男性にもメッセージが送られてくることがあるようですのでもちろん男性の被害者もいます。

計画性はなく無差別にメッセージを送っているようです。

このメッセージに興味を持ってしまう理由の一つに、不特定多数の人と繋がれるというSNSのメリットがあります。

これを利用して海外に憧れていたり、英語を学びたいなどの思いのある年齢層であることも、被害に遭いやすい理由になっているのでしょう。

もちろん、結婚が目的で興味を持つ方が一番多いと思います。

40代から60代といえば、キャリアも長く色々な意味で人生経験が豊富な方々です。

今まで日本で結婚相手を見つけられなかったとなれば、もっと視野を広げて海外に、と考えるのも当然だと思います。

語学が堪能の方も多いようですので、なおさらそのほうが自然な流れですよね。

この詐欺は結婚をほのめかす手口がよく用いられるので、独身の被害者が多いかと思いきや、既婚者の占める割合が4割を超えているのです。

40代から60代の主婦の方は離婚願望を抱えている場合も多く、このような詐欺に会いやすいと思われます。

実際、将来の離婚のためのタンス貯金を詐欺で失ってしまったという被害報告もたくさん出ているようです。

未婚・既婚に関わらず詐欺師は女性たちの心の隙間をついてくるということです。

加害者の職業はだいたい決まっている!

 

           

詐欺師が自称する職業の第1位は軍人(47%)、2位は医者・軍医(25%)です。

男性が被害者の場合には、看護師・販売員などを騙ることもありますが、近年では女性兵士、女医を名乗るケースが増えているようです。

軍人はアメリカ、イギリスの軍人を名乗る詐欺師が大半のようです。

それ以外の職業でも高学歴や高収入を名乗っていたら要注意です。

そして彼らのプロフィール写真はニュースサイトやSNS上にある実在の軍人の写真が使われている場合もあります。

日本人の男性の中にも、SNSで使用している写真を加害者側の写真として使用されてしまっていることもあるようです。

被害金額とその手口

 

             

被害にあった平均金額は442 万円という結果が出ています。

最高被害金額は、なんと5400万円にもなっています。

被害額を詐欺師との交際期間と紐付けて見てみると、交際期間が長いほど(半年以上から2年まで)はかなりの確率で金銭被害を受けていることもわかっています。

では、どのような流れで送金に至るのでしょうか。

まず詐欺師が戦場や出張先から大金の入ったアタッシュケースや高価なプレゼントなど架空の贈り物を被害者に「送る・送った」と言ってきます。

さまざまな事情から税関などで荷物が止まり、税関スタッフや配送会社を装った詐欺の共犯者からのコンタクトによって手数料や罰金、保険料などを請求されるよう仕組んであるのです。

被害者はこれらのお金を払っても、もちろん被害者のもとに荷物が届くことはありません。

次に多いのが「休暇、退役、任務短縮」を利用する手口です。

戦場で仕事をする軍人、医師、ジャーナリストを名乗る詐欺師がよく使うようです。

休暇、退役、任務短縮の手続きをするための費用、交通費、埋め合わせ要因の給料などを請求してくるということです。

次に、子どもに関する費用の請求の手口です。

詐欺師はシングルファザー(もしくはシングルマザー)を装い、故郷などに残した子どもの学費、医療費、生活費、誕生日プレゼントとして、現金やパソコン、スマートフォンを要求してきます。

子ども役の詐欺師が登場し、被害者とメールや電話でやり取りをして被害者を信用させるなど巧妙に仕組まれています。

まとめ

オレオレ詐欺と同じで、私は絶対に大丈夫!と思っていても、どんどん手口が巧妙になっていますので、油断は禁物です。

特にこのロマンス詐欺に関していえば、お金になると思えば「I LOVE YOU」を連呼してくるようです。

いずれにしても、人の心の隙間を狙った悪質な犯罪ですよね。

これからの時代、色々な事柄の本質を見極める感性がとても重要になってきているのだと感じました。