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新しいことにチャレンジすること、有酸素運動が脳の萎縮を効果的に抑える

年齢を重ねるとともに大事にされる脳の活性化、脳トレ。

やみくもに脳を鍛えるだけでは、面白くないため持続性がありませんし、目に見える変化もわかりづらくなんのためにやっているのか不安になりますよね。

脳は使わないと萎縮する

 

            

新しいことができるようになったり、新しい知識を得た時、脳には神経ネットワークに新しい回路が作られます。よく使う回路には頻繁に電気信号が流れ、回路の接続が強化されます。逆に使わない回路は電気信号があまり流れないので、弱っていきます。

覚えたばかりの知識を繰り返し使うと忘れにくくなり、あまり使わないとどんどん忘れていくのは、このようなメカニズムが影響しているのです。

一般的に、脳の神経細胞は加齢にともなって数が減り、脳は萎縮していきます。

早ければ40歳を過ぎた頃から頭蓋骨と脳のあいだにちょっとずつ隙間ができはじめ、その隙間は年をとればとるほど大きくなっていくものなのです。

そうなると、意欲や創造性といった能力が明らかに乏しくなってきます。

さらに本格的に前頭葉機能が落ちてくると、今度は感情を抑制する力も衰えてくるので、

些細なことでカッとなったり、人を罵倒しまうことが増えるでしょう。

脳の萎縮を進行させる要因として、加齢のほかに脳血管性疾患、飲酒、喫煙などが報告されています。

脳の萎縮を抑えるには

 

では実際に脳の萎縮を抑える方法として何が効果的なのでしょうか?

効果的なものを二つあげてみました。

有酸素運動は脳を強化する

            

ジョギングなどの有酸素運動は脳の萎縮の進行を防ぐことが証明されています。

運動すると、脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質が脳の中でさかんに分泌されます。

このBDNFが、脳の神経細胞(ニューロン)や、脳に栄養を送る血管の形成を促すことが明らかになっているのです。



p>以前は「脳のニューロンの数は生まれたときに決まっており、その後は加齢とともに減っていく一方で、増えることはない」と考えられていましたが、最近ではさまざまな要因で後天

的に増えることが科学的に証明されています。

さらに、ものを覚えたり認知能力を高めるために必要な神経結合を増やしたり、ドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンといった思考や感情にかかわる神経伝達物資の分泌を促す効果も、運動にはあるといわれています。

有酸素運動によるトレーニングを行うことで、記憶をつかさどる海馬が大きくなることもわかっているのです。

また、継続的な運動によって、脳の認知能力が強化されることも明らかになってきています。

日常に新しいことを取り入れる

 

            

前頭葉を鍛えるためには、日常生活におけるルーティーンをなるべく避けることがまず挙げられます。

「今までのやり方が一番」、「同じ店でしか食事をしない」、「初めて行く場所が不安」など、人間誰しも慣れた場所で慣れたことをやるのが楽で心地よく、年をとるにつれ、あえて新しいことに挑戦しなくなります。

しかし、今までと違った観点から物事を見ることが脳には非常に有利に働き、脳の活性化になります。

脳は本能的に、「新たなことを学び、新たな環境に適応する能力」を備えているので新しいことを学ぶたびに、新たな神経回路を作り出していくことを望んでいるのです。

脳のためには脳が喜ぶことをしないと、うまく機能しなくなり、なんとなく気分も晴れ晴れとしなくなってくるようにできているのです。

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

学生でしたら、周りの環境が自動的に新しく変化しますので新しいことに自ずとチャレンジする機会になります。

大人も季節の変わり目の時期などに、一つでも新しいことをチャレンジして見ると色々な世界がひらけてくるかもしれませんね。