新1000円札に北里柴三郎さんが選ばれましたが、熊本県小国町に北里柴三郎記念館があるのはご存知でしょうか?
阿蘇の大自然に溢れる素敵な場所ですが、最近はオシャレなカフェも多くできていて、人気のスポットとなりつつあるようですので調べて見ました。
北里柴三郎とは?
日本が誇る世界的な医学者北里柴三郎は、嘉永5年(1853)総庄屋北里惟信の長男として北里村(現小国町北里)に生まれました。
明治4年(1871)熊本医学校に学び、さらに東京医学校(現東京大学医学部)に進み、卒業後、内務省衛生局に勤務、国の留学生として結核菌の発見者であるドイツのローベルト・コッホに師事しました。ここで貴重な研究業績を次々に発表、とりわけ破傷風菌の純粋培養法の確立(1889)と血清療法の発見(1890)は前人未踏のもので、世界の医学界にその名をとどろかせました。
帰国後、福沢諭吉などの援助により、伝染病研究所を設立、わが国の近代医学に大きな足跡をとどめました。大正3年(1914)自力で北里研究所を創設、昭和6年(1931)死去するまで終生わが国の公衆衛生、医学教育、医療行政の発展に貢献しました。
北里柴三郎記念館公式ページより
故郷の熊本県小国町はオシャレで女子旅にも人気!
阿蘇の雄大な自然
熊本県阿蘇郡にある小国町(おぐにまち)は九州のほぼ中央に位置しています。
空港からのアクセスは熊本空港をはじめ福岡空港・大分空港などからも利用できるようです。
小国町(おぐにまち)は温泉街で、大自然に囲まれたのどかな町。
そんな小国町には、最近おしゃれなカフェやレストランが増えてきたようですよ。
あか牛・小国豚をはじめ地元阿蘇の食材を使ったお料理も楽しむことができます。
女子旅にもピッタリですね!
人気の鍋ヶ滝
豊礼の湯(コバルトブルーの湯)
北里柴三郎記念館
公式ホームページより引用
小国町出身である故北里柴三郎博士の生家や、博士から小国町に寄贈された北里文庫(図書館)を改修し、偉業をたたえているのが北里柴三郎記念館です。
この施設は生前、博士が大正5年に建てた貴賓館、北里文庫があった敷地に、昭和62年、博士の学問を受け継ぐ北里研究所、北里学園が中心になって博士の生家の復元修復を行うとともに、北里文庫の建物を利用して博士に関する遺品などを陳列し、小国町に寄贈されたものです。
その後、平成24年より北里研究所の寄付により北里柴三郎記念館の全体改修工事がはじまり、平成26年工事が完了しグランドープンを迎えました。
館内の「北里文庫」「貴賓館」は平成28年に設立100年を迎えるに至りました。
公式ホームページより引用
こちらの記念館は、日本のみならず世界の医学史に名を残す北里柴三郎さんの生家を利用した資料館です。
新たに整備されて、現在はより充実しているようです。
アクセスが不便ですが、小国の素晴らしい自然に囲まれて出かける価値は大です。
生家の一部や、帰省されたときに使った貴賓館など、多くの資料が残されています。
あの野口英世博士から送られた手紙もあるそうですよ!
日本昔話にでも出てきそうな里山の真ん中にある記念館は、訪れるだけで癒されるのではないでしょうか?
http://manabiyanosato.or.jp/kitazatomuseum/
まとめ
記念館は2014年にリニューアルされ、年間1万人を超える来館者がいたようですが、16年の熊本地震の後は半減しているようです。
この紙幣の刷新を機に、記念館へ足を運ぶ人が急増することは間違いありませんね。