子供が小さい時、誰しも一度は絵本を読んであげたことはありますよね。
「ねえ、この絵本読んで!」と子供に言われて夜眠る前など、せがまれたりしませんでしたか?
なぜ子供は親に読み聞かせをお願いするのでしょうか?
子供は寝る前に親の声で安心したい
子供が本を読んでとせがむのは、大抵夜ですよね。
なぜでしょうか?
実は寝る前は子供にとって、少し不安な時間帯なのです。
赤ちゃんは眠たくなると、大泣きしてから寝てしまいますよね。
不思議に思ったことはありませんか?
そのまま静かに寝てしまえばいいものを。。。
これは幼児になっても同じで寝る前はどうしても不安になり、大好きな親の声を聞いて安心したくなるのだそうです。
もちろん本が好きだという理由もあると思いますが、親の声に理由があったなんて驚きですよね。
親にとっては大変ですが、1日の終わりの読み聞かせは、子供に安心感を与えるコミュニケーションには欠かせない時間なのですね。
読み聞かせによる子供のメリット
では子供にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?
小学校入学以前に家庭で読み聞かせをしてもらった子どもは、読んでもらわなかった子どもより、「読書に対する興味」「学校の授業の楽しさ」が高くなると言われています。
つまり、幼少期の読み聞かせは、子どもの学習意欲や読書に対する興味に影響があるようです。
また、情緒面でのメリットもあります。
子どもは親に読み聞かせをしてもらうことで絵本の登場人物になりきり、想像の世界を冒険します。
その中で、喜びや楽しさ、悲しみや悔しさなどを体感することで、喜怒哀楽の感情が豊かになったり、人の痛みや喜びを分かち合える共感性が生まれると言われています。
読み聞かせによる親にとってのメリット
親にとってもメリットがあったのです!
こちらはあまり知られていませんが、大人の心に変化が表れるということです。
読書は言わば、他人の感情体験をすることですので今まで自分が考えていた範囲の思考を超え、さまざまな考え方があることを知り、柔和な考えになるというのです。
どんな絵本からも、読み取れるメッセージってありますよね。
感受性が豊かになった大人だからこそ、感じられるものがあるかもしれませんね。
図書館を利用する
今はどの地域にも気軽に立ち寄れる図書館がありますよね。
これを利用しない手はありません。
無料で借りることができ、色々な文献が揃っています。
子供が好きなもの、興味を示すものの傾向が色々わかりますし、あえて好みが偏らないようにたくさんの種類の本を、値段を気にせず与えることもできるのです。
図書館という空間の心地よさを、子供の時から感じさせておくことは将来自ら勉強するときなどにも影響があると思います。
まとめ
これから先どんな時代になっても、紙でできた絵本や本はできればなくならないで欲しいですね。
本には、匂いや感触、目で文字を追う行為など精神を落ち着かせる効果があるそうです。
親子にメリットがある読み聞かせは、習慣にするといいかもしれませんね。
