子育て

『崖の上のポニョ』を考察!宗介がリサをお母さんと呼ばない理由やフジモトの過去は?!

スタジオジブリの宮崎駿監督作品『崖の上のポニョ』には、実は謎が多く存在しているということをご存知ですか?

今回はいろいろな謎を徹底解剖してみましたので、ぜひ御覧ください!

『崖の上のポニョ』のあらすじ

 

            

                      ciatrより引用

2008年に映画が公開されていますので、もうあらすじを忘れてしまった方も多いのではないでしょうか?

改めてあらすじをご確認ください^^

あらすじ

魚の女の子であるポニョは、海の女神であるグランマンマーレを母に持ち魔法使いの父フジモトに育てられていました。

ある日ポニョは家出をしてしまい、海岸にあった空き瓶に頭を挟んでしまいます。

ポニョは保育園児の宗介に助けてもらいます。

このことがキッカケでポニョと宗介は相思相愛となりますが、父であるフジモトにポニョは海底に連れ戻されてしまいます。

フジモトは自宅の井戸に「命の水」を蓄えており、再び訪れるであろう海の時代に備えていました。

そんな時、ポニョが宗介に会いに行く為に再び家出しようとしますが、ポニョが不意のアクシデントが原因で、ポニョが人間の姿に変化してしまうのです。

ポニョは再び宗介に会えることが出来るのでしょうか?

多くの子どもたちもみている作品ですが、結構考えさせられる内容ですよね^^

では、謎の部分を見ていきます!

『崖の上のポニョ』は死後の世界?!

 

          

                   

                          Photofest/zetaimageより引用
 
初めに、津波が起こるシーンがありますね。
 
これは、2011年の東日本大震災の津波を思い出させ、放送禁止にもなりましたね。
 
津波が宗介の住む町を襲いますが、住民たちは無事生還しています。
 
さらに老人ホームの座ったままの老人たちの足が、急に動くようになったり、水の中で呼吸ができるようになっています。
 
これを大人たちは誰一人と不思議に思わないのです。
 
これは「全員がもともと死んでいるからではないか」と憶測されています。
 
まだその事を知らないのは宗介だけであって、成長して気がつくことを想定しているのではといわれています。
 
やはり、このシーンはとてもリアリティーがあり、いろいろ考えさせられるところがあります。
 

『崖の上のポニョ』の舞台のモデルとなったのはどこ?

 

『崖の上のポニョ』の舞台のモデルとなったのは、広島県福山市の鞆の浦であることは有名のようです。

鞆の浦は瀬戸内海に面する歴史ある港町で、宮崎監督は2004年にスタジオジブリの社員旅行で訪れているようです。

その際、趣あるこの港町を気に入り、翌年には鞆の浦に2ヶ月間も滞在したといいます。

その時住んでいたのが、海が見える崖の上の一軒家だそうです

とてもリアリティーがあるところが、実体験からきていたのですね。

 
 

ボートで漂う家族と三途の川を渡る人々は大正時代の人々?!

宗介とポニョは、ボートで漂っている家族と出会います。

そこには赤ちゃんの姿もいます。

そして、この家族が大正時代の人たちであることがパンフレットによって明らかになっています

このことから、彼らは亡くなってから長い間成仏できずに、彷徨っているのではないかといわれているようです。

また、町がまるで津波などなかったかのように、美しい状態で海底に沈んでいるように見えます。

これは難を逃れたのでしょうか?

船に乗っている人々も元気で明るい感じなのです。

これは一体どういうことなのでしょうか。

この船に乗った人々は、もしかするとすでに亡くなっていて、霊魂となってまさに今、三途の川を渡っている最中だとも考えられているようです。

   

なぜ宗介がリサを「お母さん」と呼ばないのか?

 

         

                        Photofest/zetaimageより引用

宗介が父親を「耕一」、母親を「リサ」と呼び捨てにしていることに、違和感がありますよね?

これは意図的なものだったようです。

鈴木敏夫プロデューサーによれば、宮崎監督の設定では、母親のリサ自身が宗介を一個人として自立するように育てているためだということのようです。

なかなか新しい母親像ですね。

そんなリサの子育てに対して、批判もあるようです。

特に5歳の宗介を家に置き去りにして行く場面は、母親として無責任なのでは?

という意見もあるようです。

宗介を一個人として育てているリサならではの判断で、自分が勤める老人ホームの人々を心配して駆けつけたい気持ちと、宗介に家に残って「嵐の中の灯台」として、帰る場所を守っていてほしい思いとがよく表れている場面がありますね。

映画が公開されたのは2008年でしたから、時代の先取りをしているようなお母さんでしたね。

そしてなんとリサの声は、女優の山口智子さんが演じています!

なんとなくリサの世界観と山口智子さんの世界観て似ている感じがしますよね?!

だからか、とてもしっくりきますね。

ポニョの父・フジモトの過去やシングルファザーの理由は?

          

                       Photofest/zetaimageより引用

娘であるポニョが「悪い魔法使い」と呼ぶフジモトは、もともとは人間として暮らしていました

しかし、航海中にグランマンマーレと出会い、二人は夫婦になりました。

既に人間の世界に辟易していたフジモトはそこで、人間をやめ、海の一族となることを選択したのでした。

そして、フジモトが一人で子育てをしている理由は、「グランマンマーレが海の母であるから」のようです

グランマンマーレは他にも夫がおり、独り占めしてはいけないんだそうです

そのため、夫のうちの一人であるフジモトは妻に頻繁に会えるわけではなく、娘の世話をしながら生命の水を抽出し続けているのです。

これも新しい夫婦の形ですよね。

フジモンの声はなんと所ジョージさんが担当しています!

どうりで味のあるいい感じに仕上がっていますね^^

フジモンがイエローモンキーの吉井和哉さんにそっくり!でライブでポニョを熱唱!!

これは結構有名な話ですが、フジモンがイエローモンキーの吉井和哉さんにそっくり!

と話題になりました。

実際、ライブで崖の上のポニョをコスプレして歌っていましたね。

長身細身、彫りの深い顔だち、まさにそっくりです。

武道館をすっごいのりのりで歩いてポニョ歌っていました^^

まとめ

 

いかがでしたか?

改めて『崖の上のポニョ』をご覧になると、また違った視点で物事を見る発見になって面白そうですね!