最近、英検だけでなく色々な英語の能力試験がでてきています。
英検の他にも、IELTS(アイエルツ)やTEAPもありますよね。
ではそれぞれ何が違うのか、メリットなどを見て見ましょう。
目次
実用英語技能検の特徴とメリット
EI-NABI.JPより引用実用英語技能検定は、公益財団法人日本英語検定協会 が実施する英語技能の検定である。一般に英語検定または英検と呼ばれる。 英語に関連する検定としては日本では最も長く行われている。 ウィキぺディアより引用
英検は、英語の試験でもっともポピュラーなものですが、その資格が学校や企業・実社会で評価されるという価値だけでなく、実は他にもたくさんの魅力があるのです。
英検の魅力を知って、どんどん活用していきましょう。
入試優遇・単位認定
使える英語の4技能が評価され、英検取得者は中学や高校・大学の入学試験や単位認定で優遇されています。
英検で海外留学
英検は、世界各国の教育機関で海外留学時の語学力証明資格に認定されています。
英検資格で、世界へ羽ばたく道が広がります。
身近な目標設定でステップアップ!
英検は、学習レベルに応じて7つの級を設定しています。
英語の基礎を身につけ、一歩ずつ確実にステップアップできる5級・4級・3級。
使える英語の幅を広げ、世界へ飛躍する力を養う準2級・2級。
そして、品格のある英語使用者として国内外で高く評価される準1級・1級。
英語レベルに応じて、どの級からでもスタートすることができます。
英検にチャレンジすることで、自分の英語力が把握できます。
ひとつ上の級を目指して学習することが、社会で通用する英語を身につける近道になります。
日常会話からビジネス活用まで!
英検の「問題の質」にはこだわりがあります。
試験問題は、4技能のバランスを重視し、社会で求められる実用英語を出題しています。
身の回りの日常会話から、教養を深める社会的な題材まで、実際に英語を使用する場面を想定して厳選しています。
英検を通して学習を重ねることで、日常会話からビジネスシーンでも対応できるコミュニケーション力を高めます。
入試、センター試験に対応する英語力が身につく!
英検の出題形式には、高校や大学の入試試験と多くの共通点があります。
例えば、センター試験のリスニングテストには、会話や文章を聞いて質問に答える形式があり、英検の準2級や2級のレベル・出題形式との共通点が多く見られます。
筆記試験においても共通の出題形式が多く、英検の学習をすることでセンター試験に対応する英語力を養うことができ、まさに一石二鳥です。
通訳ガイド試験に役立つ!
観光庁長官が実施する通訳案内士試験(通訳ガイド試験)において英検1級合格者は筆記(一次)試験の外国語(英語)科目の受験が免除されます。
詳しくは国土交通省のウェブサイトでご確認ください。
IELTSの特徴とメリット
(IELTS, アイエルツ)とは、英語熟練度を測る英語検定の1つで、ケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル(英国文化振興会)、IDP Educationによって協同で運営されている。アカデミック・モジュール(Academic Module、大学や他の高等教育機関への出願のためのテスト)とジェネラル・トレーニング・モジュール(General Training Module、一般的な生活、仕事や、移住関係に関わる英語のテスト)の2種類がある。 ウィキぺディアより引用
International English Language Testing System(IELTS:アイエルツ)は、海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方、およびイギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請に最適なテストです。
イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでも TOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超え、英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界中で受験者が増え続けています。
IELTSはブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTS オーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構が共同運営で保有する試験で、世界140ヵ国の1,200以上の会場で受験することができます。
公益財団法人日本英語検定協会は、日本国内における実施運営及び広報活動をしています。
- ※IELTSは16歳以上での受験を推奨しています。
留学・移住に有利
140ヵ国、合計10,000機関が認定しています。
留学や研修の英語力証明をはじめ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどへの海外移住申請に最適なテストです。
日本の受験者急増中
世界で年間300万人が受験しています。
アメリカでも大多数の高等教育機関がTOEFLに代わる試験として、入学審査の際に採用しています。
日本でも大学生を中心に、受験者数が急増中です。
face to face
本当に使える英語として、質の保証をしています。
もちろんテストはface to faceでのスピーキングを重要視し、実践的な英語能力が身につきます。
TEAPの特徴とメリット
EIKEN.OR.JPより引用
TEAPは、上智大学と日本英語検定協会が共同開発した大学入試向けの英語運用能力測定試験である。 ウィキぺディアより引用
TEAPおよびTEAP CBTは主に高校3年生を対象とした大学入試を想定して開発されております。
テスト構成は日本における「大学教育レベルにふさわしい英語力」を測るうえで適切な設計となっており、テスト内容はすべて大学教育(留学も含む)で遭遇する場面を考慮して作成されております。
難易度の目安としては、英検準2級〜準1級程度で、日本の高校3年生の英語を測定するのに最適なレベルとなっております。
「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能を測る
TEAPは利用者の総合的な英語力を正確に測定するために、下記4技能のカテゴリーから構成しています。
- Reading test : マークシートによる択一選択方式(時間:70分)
- Listening test: マークシートによる択一選択方式(時間:約50分)
- Writing test : 解答用紙への記入(時間:70分)
- Speaking test : 1対1の面接方式(時間:約10分)
TEAP CBT
TEAP CBTは実践的な英語運用能力を総合的に測定するために、技能を組み合わせた総合型問題も複数出題されます。
- Reading test : コンピュータによる択一選択方式(ドラッグ/ドロップによる解答あり)(時間:約80分)
- Listening test: コンピュータによる択一選択方式(時間:約40分)
- Writing test : コンピュータの解答エリアへのタイピング(時間:約50分)
- Speaking test : 録音方式(時間:約30分)
出題分野
TEAPおよびTEAP CBTで出題される問題は、大学教育で遭遇する語彙・場面・分野(英語で講義を受ける、英語の文献を読み解く、英語で発表を行うなど)を想定した設定・内容となっており、アカデミックな英語 に特化しています。
フィードバック
TEAPおよびTEAP CBTの受験者には試験結果をまとめた成績表が発行されます。
成績表には今後の英語学習につながる、効果的なウォッシュバック(波及効果)を目的としたフィードバックが記載されます。
TEAPおよびTEAP CBTは「合否」を判断するテストではありません。
現在の英語力を「スコア」および「バンド」でフィードバックします。
大学はスコアとバンドの両方を自由に利用できるため、入試や学力測定の際には非常に便利です。
良質な問題
TEAPおよびTEAP CBTのテストセットには統計的な調査を行い、選別した質の高い問題のみが掲載されます。
良質な問題を確保するため問題は完全非公開となります。
事前の調査分析に基づいた質の高い問題だけを利用することで、より精度の高い正確な測定を行うことが可能になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一般的にはまだまだ英検が一番メジャーでわかりやすい資格になっていますが、英語に特化した企業や大学ですとすでに英検以外の色々な資格がでてきていることも広く知られています。
一度、ご自分の将来にあった試験を受けて見るのもいいかもしれませんね。